最近は、ダイエッターの周りで「バジルシード」と呼ばれているダイエット食品が、流行しているのを皆さんはご存知でしょうか?

今回は、そんなダイエットに効果的だと言われているチアシードならぬ「バジルシード」について詳しく解説していきます。また、後半ではチアシードとバジルシードの違いやダイエットの具体的な方法などにも触れてますので、是非とも参考にしてみてくださいね。

そもそもバジルシードとは?

「バジル」は調味料で有名ですし食べたことがある人が、ほとんどだと思いますがシードは種という意味ですからバジルシードは「バジルの種」ですね。

バジルはシソ科の植物でタイが原産国ですが、東南アジアではドリンクやスイーツに入れて、食べるのが人気です。日本は最近になって入ってくるようになった印象がありますが、実は江戸時代からバジルシードは漢方薬として利用されていたようです。

バジルシードの特徴といえば水を注ぐと、10分程度で約30倍に膨れ上がることです。タピオカの感じに近いですね。この作用が満腹感につながりダイエットに効果があると言われています。

バジルシードの効果はどうなのか?

ダイエットや腸内環境の改善に効果あり

バジルシードの主成分は、グルコマンナンという食物繊維で、全体の約50%を占めます。グルコマンナンは、水を含むと膨らみ食品の体積を増やすので、カロリーを抑えて満腹感を得られることからダイエットに適しています。

また、コレステロールや糖質の排出、腸内の善玉菌を活性化する働きもあります。ただし、バジルシード入りのデザートやドリンクは糖分を多く含み高カロリーになるので、成分をよく確認するようにしましょう。

動脈硬化予防、脳機能や肌代謝にも効果あり

バジルシードは、α-リノレン酸という脂質を多く含みます。α-リノレン酸は、体内でEPAやDHAに変わる性質があり、コレステロールの減少や血流改善の効果、動脈硬化や心筋梗塞を防ぐ栄養です。また、脳の機能を高める働きにより、記憶力向上や認知症予防の効能があります。

ダイエット中のタンパク質不足を解消できる

タンパク質は筋肉や内臓、健康な髪の毛を作る上で欠かせない栄養です。インフルエンザなどから身体を守る白血球の一種「マクロファージ」を作ったり、ヘモグロビンを生成して貧血を予防したりといった働きもあります。

バジルシードは植物性タンパク質を多く含み、タンパク質のもととなる必須アミノ酸も9種類中8種類も含まれています。ダイエット中のタンパク質不足を、バジルシードで補うことができます。

体の酸化を防いでアンチエイジング効果あり

バジルシードにはビタミン類も多く、中でもビタミンK、E、B6が豊富です。ビタミンKは、正常な血液凝固でケガや鼻血の止血をします。また、ビタミンEは強い抗酸化作用で、アンチエイジング効果が期待できます。ビタミンB6には、タンパク質をアミノ酸に分解するのを助け、また、つわりや月経前症候群(PMS)の症状を軽減する効能もあります。

バジルシードの食べ方とは?

見た目は小さなごまのような形状をしている「バジルシード」は、吸水性が高く、水分を含むと短時間で膨張してゼリー状のタピオカのような食感に変化します。

ほぼ味がないのでどんな食事にも合わせやすいのが魅力ですが、どんな食べ方でも事前に水につけて膨らませておくようにするようにしましょう。というのも、そのまま水分を含ませずに食べると、おなかの中の水分を吸収し、胃に負担を掛けてしまうおそれがあるためです。

一回分の目安はティースプーン一杯分(約5 g)程度。事前に水や好きなドリンクにつけておき、食前30分前にバジルシード入りのドリンクやゼリー状になったものを飲んでおくと、自然と満腹感が得られて無理なく食事量を減らすことができます。ドリンクの種類を変えれば、味に飽きずに楽しみながら摂取できるのもいいですね。

しかし、ジュースにつけてばかりでは、余分な糖分や添加物も同時に取り込むことになるので要注意。また、どうしてもプツプツ感や見た目が苦手という方はそのままサラダなどのトッピングにして食べても問題はありません。その場合はたっぷりの水分を同時に飲むようにしてください。1回分あたり500ml以上は水分を摂るようにするのがポイント。

バジルシードのおすすめレシピのご紹介!

栄養豊富な「バジルシード」と一緒に食べると相乗効果が期待できるレシピをご紹介します。

ヨーグルト&バジルシード

「バジルシード」のグルコマンナンが分解されてできるオリゴ糖が、ヨーグルトに含まれる善玉菌のエサになるため腸内環境をさらに良好にしてくれます。食べる前に水やお好きなドリンクで戻した「バジルシード」をヨーグルトに合わせるだけのお手軽レシピです。食べごたえもあり、腹持ちも良いので、ダイエットにも効果的。

納豆&バジルシード

女性にうれしい大豆イソフラボン等の魅力的な成分をたっぷり含む納豆と合わせるのもおすすめ。納豆菌は、高い抗菌性だけでなく、善玉菌の働きを助け、増加・安定化させ腸内環境を改善する働きもあります。そのままの「バジルシード」を納豆と同量合わせてよく混ぜて食べましょう。このときたっぷり水分を摂ることも忘れずに。

ホットドリンク&バジルシード

グルコマンナンは40度以上でも破壊されないため、温かい飲み物に合わせて飲めば、体の中から温め血行を促進しつつ、熱に弱いαリノレン酸を損なうことなく摂取することができます。温かいコーヒーや紅茶、味噌汁やポタージュ、スープなどに入れて飲むと良いでしょう。

バジルシードの注意点とは?

健康にも美容にもうれしい成分をたっぷり含む「バジルシード」ですが、水分を十分に合わせて飲む点以外にもいくつか注意点があります。

・薬と一緒に食べない
薬を飲んでいる方は、バジルシードを一緒に飲んではいけません。バジルシードのグルコマンナンが薬の成分も吸着してしまい、薬の有効成分を体内に吸収することができなくなるおそれがあります。

・お酒も避ける
水分ならアルコールでもいいんじゃないか?と思われるかもしれませんが、おなかを下す可能性があるので避けた方が無難です。

・一度に大量に食べない
30倍にも膨れるバジルシードを少量の水分で大量に食べると、おなかの中の水分を吸収して、逆に便秘が悪化してしまうこともあります。一日の適量を守り、たっぷりの水分で余裕を持って食べるようにしましょう。

・信頼できる製品を選ぶ
品質の確かな商品を選ぶことも重要です。毎日食べるものなので、コスパを考えて品質の怪しい安いものを選んでしまうのは危険です。信頼できるメーカーが販売している製品、かつ、カビ毒のアフラトキシン検査済みの安全な製品を選ぶようにしてください。

バジルシードとチアシードの違いとは?

チアシード(シソ科サルビア属)
種は黒、茶、灰と色はまばらで、南米で栽培されており、水分を吸収すると10倍に膨張します。

バジルシード(シソ科オシウム属 和名メボウキ)
種は黒色のみ、東南アジアで栽培されていて水分を吸収すると約30倍に膨張します。似たような見た目から同じ品種だと想像していましたが、まったく違うものでした。

バジルシードの産地のタイやミャンマーは雨季と乾季を繰り返す気候で、チアシードの産地のメキシコは同じく雨季と乾季を繰り返し、アルゼンチンは南北に領土が長いためさまざまな気候がありますが軽度に乾燥する冬季と断続的な大干ばつがある地域とがあります。

全体の産地の共通点が赤道に近く日差しが非常に強く地面が乾燥しやすいので、種の成長に必要な水分を確保するために水分を含むとゼリーが出てくるのだと分かります。種の存続のため、いち早く成長して根を張らなくてはならない種にとって都合のよい進化をしてきたというわけなんですね。

見た目、味の比較について

チアシードは水分を吸収するとゼリーの中に種が複数浮いたような見た目になります。ゼリーの部分は透明で滑らかな口当たりで緩めのゼリーに胡麻が浮いているような様相です。

一方のバジルシードは水分を吸収すると、カエルの卵よろしく種1つ1つの周りにゼリーが覆いチアシードのゼリーよりも少し固めです。バジルシードは噛むとジャリジャリとして種の味は少し土の味がします。そういった意味で食感はキウイに近いですが、チアシードは完全にゴマ入りゼリーを食べている感覚といえばいいでしょうか。

栄養面での比較について

チアシード

100g=500kcal 食物繊維40%、脂質30%、たんぱく質20%。
食物繊維と必須脂肪酸のオメガ3、オメガ6、良質な植物性たんぱく質に、8種類の必須アミノ酸、葉酸、鉄分、カルシウムが主な栄養素です。

バジルシード

100g=100kcal 食物繊維56%、たんぱく質14%、脂質14%(ベトナム産バジルシードの栄養成分表を参照)。

また一方で、バジルシードの主な栄養素は植物性のたんぱく質、アミノ酸、必須脂肪酸のオメガ3と少しチアシードに栄養価が劣るように思います。しかし食物繊維についてはチアシードより豊富なため、便秘気味のかたはバジルシードを選ぶと良いかもしれません。

ビタミンミネラルについては双方とも豊富に含まれています。細かな栄養についてはここではキリがないため述べませんが、ざっくりとした特徴は掴めたのはないでしょうか。以上チアシードとバジルシードの比較でした。

まとめ

バジルシードは、ダイエッターの間では今では知らない人はいないと言っても過言ではないぐらいの人気商品となりましたが、ここでご紹介した内容を今一度、見直していただき是非ともダイエットを行なわれている方には、取り入れてもらいたい代物です。

また、ここで勘違いしないで欲しいことは、基本的にはバジルシードはダイエットの補助的なものなので、しっかりとダイエットを成功させたい方は普段の生活習慣や適度な運動などを行っているかなどの部分から見直してみてくださいね。

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