筋膜リリースダイエットをご存知でしょうか?

ダイエットの基本は、規則正しい生活習慣と適度な運動だと言われてますが、今回はその「運動」の部分を深掘りして筋膜リリースと言われている部分に着目してダイエットの成功方法を探っていきたいと思います。

そもそも筋膜とはなんなのか?

筋膜がねじれたり固まったりすると太りやすくなるわけですが、そもそも筋膜とは何なんでしょうか?まずは筋膜の正体について、ご紹介しましょう。

筋肉を覆うネット状の薄い膜

筋膜は、全身の筋肉を覆うネット状の薄い膜。筋肉の繊維がバラバラにならないように、筋膜が筋肉の繊維の束を包み込んでいます。

その他にも、内臓や骨、神経なども、筋膜が包み込んでいるため、筋肉や内臓などを正しい位置に収められているんです。ちなみに筋膜のイメージがつかない方は、ソーセージをイメージするといいでしょう。ソーセージのお肉の部分が「筋肉」で、お肉を包むソーセージの皮が「筋膜」と考えると分かりやすいですよ。

筋膜がねじれたり固まると太る理由

太る筋膜は、ご紹介したように筋肉や内臓などをただ包み込むだけじゃなく、正しい位置に収める役割をはたしています。ということは、筋膜がねじれたり固まったりすると、筋肉や内臓などを正しい位置に収めることが難しくなってきます。

つまり、筋膜のねじれや固まりが体の歪みをを引き起こし、血液の流れを悪くするなどして体の機能が衰え、代謝が落ちて太りやすくなってしまうんです。

また、筋膜のねじれや固まりは、肩コリや腰痛など、体の痛みを伴う原因にもなります。慢性的な肩コリや腰痛に悩んでいる方は、筋膜のねじれや固まりが原因になっている可能性があるんですよ。

筋膜がねじれたり固まる原因

体が太りやすくなる筋膜のねじれや固まり。その原因はさまざまです。例えば

・長時間、同じ姿勢でいる
・体の疲労
・筋肉の使い過ぎ
・体の冷え
・ケガや病気
・ストレス

などなど、これらが原因となって筋膜が縮んで緊張したり筋肉に癒着してしまい、筋膜のねじれや固まりは誰にでも起こりえることなんです。

筋膜リリースでダイエットできるのか?

血液には酸素や栄養が含まれており、全身を流れることで細胞を活性化するという大きな役割があります。そのため、血行不良が起こると細胞に酸素や栄養が行き届きにくくなり、代謝が低下してしまいます。また、血液は酸素や栄養を運ぶだけではなく、そこで二酸化炭素や老廃物を受け取り、心臓へと持ち帰る役割もあります。

血液の流れが滞ると、この働きも阻害されるため、老廃物が溜まり、むくみやセルライトの原因となってしまいます。

このようなことから、筋膜のコリや歪みを解消することで血液の流れがよくなると、全身の細胞に酸素や栄養が届くようになって代謝がアップしたり、老廃物の排出が促進されてむくみや脂肪の蓄積が改善されるといった効果が期待でき、ダイエットに役立つと考えられています。

筋膜リリースダイエットのやり方

筋膜の解しがダイエットにおいて重要であることがわかったところで、ここでは具体的な筋膜リリースの方法をご紹介したいと思います。

背中の筋膜リリース
①ストレッチポールを用意します。
②床に横向きに寝そべり、下になった方の脇腹にストレッチポールを置きます。
③上の腕は後頭部に軽くあて、そこから背中にストレッチポールをあてながら胸を開いて仰向けになります。
④ストレッチポールにあたる脇腹の位置をずらしながら、胸を開く、元に戻るを繰り返します。
⑤反対側も同じように行いましょう。

肩甲骨まわりの筋膜リリース
①テニスボールを2つ用意し、ガムテープなどでくっつけます。これとは別に、少し大きめのやわらかいボールも用意しておきましょう。
②床にテニスボールを横向きに置き、膝でボールを挟むようにして仰向けになります。この時、テニスボールは肩甲骨と背骨の間にくるようにしましょう。
③ボールを挟んだまま膝を立て、両手を真上に伸ばしたら、両手を交互に上下に動かします。

お尻の筋膜リリース
①床に座り、膝を立てた下にストレッチポールを横向きに置き、片足を反対の太ももに載せます。
②足を載せた方のお尻の下でストレッチポールに乗るように体を持ち上げたら、お尻を前後に動かしてストレッチポールを転がします。
③反対側も同様に行いましょう。

太もも裏の筋膜リリース
①膝を立てた下になるように床をストレッチポールに横向きに置いたら、肘を床について仰向けになります。
②片足のももの裏にストレッチポールがくるように調整したら、もう片足はその足の上に置き、足先を床から離します。
③その状態で体を前後に動かし、ももの裏でストレッチポールを転がすようにします。
④反対側も同様に行いましょう。

内ももの筋膜リリース
①床にストレッチポールを置き、同じ向きになってうつ伏せになります。
②ストレッチボールに近い方の足のももを、ストレッチポールに載せ、両肘を床につきます。
③体を左右に動かしながら、内ももに沿ってストレッチポールを動かします。
④反対の足も同様に行いましょう。

ふくらはぎの筋膜リリース
①床に座り、片足をストレッチポールの上に乗せます。片方の足はその上に組むように乗せましょう。
②足を左右にひねりながら、ふくらはぎに負荷をかけ、ストレッチポールのあたる位置をずらしながら繰り返し行います。
③反対側の足も同様に行いましょう。

筋膜リリースダイエットの具体的な効果とは?

筋膜リリースを行い、筋膜のねじれやよじれが解消されると筋肉や関節を動かしやすくなります。筋肉や関節が動きやすくなると、
・柔軟性の向上
・筋力の向上
・基礎代謝向上
・コリや痛みの解消
・姿勢改善
・骨盤の歪みの解消
・リンパ・血行の改善
・疲労の回復
・内臓機能の向上

などの効果が期待できます。筋肉や関節の可動域が拡がることで柔軟性が増して筋肉の動きがよくなり、筋力や代謝のアップが期待できます。筋肉は収縮することで血液やリンパの循環を促すので、筋肉がスムーズに動くと血流やリンパの流れがよくなります。血行が良くなると、冷え性が改善されたり肩こりや腰痛などの痛みが和らいだりすることもあります。

また、酸素や栄養が身体のすみずみまで行き届き、細胞で不要になった老廃物の代謝もよくなることが期待できるので、疲れがでにくくなったりむくみにくくなったりといった効果も期待できます。第二の骨格と言われる筋膜を正しい位置に整えることで猫背などの姿勢を改善したり、骨盤の歪みを解消したりすることも可能です。

姿勢が悪いと太って見えてしまうこともあり美容面でマイナスになるだけでなく、内蔵が本来の位置からずれてしまって、内臓の機能が低下してしまうこともあります。

姿勢を改善することによってボディーラインを整え、低下してしまった内臓機能を向上させることも期待できます。内臓機能、特に腸の機能が正常になると便秘などのお腹のトラブルが解消することも少なくありません。

筋膜リリースにはこんなメリットがある

筋膜リリースによる主なメリットは、柔軟性アップ・運動能力アップ・基礎代謝アップの3つの効果が期待できることです。筋膜リリースを行うことで萎縮や癒着傾向にあった筋膜が元の柔軟性を取り戻すことで、これまで動かしにくかった部分の筋肉が十分に動くようになります。

血流など体液の循環も改善されるために疲労物質もたまりにくく、運動をしても疲れにくくなるでしょう。

けが予防にも嬉しい!筋膜リリースで柔軟性アップ

筋膜が委縮・癒着していると筋肉や関節が十分に動かせず、体の柔軟性を失いやすくなります。筋膜の萎縮・癒着が原因で失われた柔軟性であれば、筋膜リリースを行うことで元の柔軟性を取り戻せる可能性があります。

最近柔軟性が落ちた気がする、もう少し柔軟性が欲しいという場合には、まず筋膜リリースをしてみてはいかがでしょうか。筋肉や関節の可動域が増えるかもしれません。

スポーツで嬉しい!筋膜リリースで運動能力アップ

筋膜が委縮・癒着していると、筋肉を十分に伸ばすことができません。また、筋膜そのものも循環器系の通路を作る役割を持っていますし、筋肉もまた伸縮によって体液を循環させる役割を持っています。

したがって、筋膜が萎縮・癒着しているとそれだけで体液の循環をさまたげやすくなります。筋膜をリリースすることで循環が改善し、筋肉や関節に十分な酸素が行き渡ると、疲れがたまりにくくなることも期待できます。また、筋膜リリースにより乳酸などが排出されやすくなるため、筋肉や腱の痛み軽減も期待できます。

ダイエットの強い味方!筋膜リリースで基礎代謝アップ

筋膜リリースを行うことで、筋膜の萎縮・癒着により動かしにくかった筋肉が十分に動かせるようになります。可動域が広がるだけで、いつもと同じ運動をしていても自然と運動量がアップ、基礎代謝の向上にもつながります。ダイエットにおいて基礎代謝は重要な要素です。

なお、筋膜リリースは、基礎代謝を上げるだけではなく、血流や体液の循環改善による運動効率アップやむくみ解消の効果も期待できます。これらもダイエットの手助けとなるでしょう。

筋膜リリースダイエットをやるときの注意点

筋膜リリースを行う時に勢いをつけたり、無理に伸ばしたり、痛みを我慢するのはよくありません。気持ちいいと感じるくらいのところで姿勢をキープしましょう。体全体のつながりを感じながら三次元的にゆっくりと筋膜がほぐれるイメージでリラックスして行いましょう。

筋膜リリースの目安時間は90秒以上であることが多いですが、慣れるまでは20秒や30秒から始めてもかまわないので、無理をしないようにしましょう。

筋膜リリースを終えた後に組織内に蓄積した有害物質を流すためにコップ1~2杯の水を飲むようにするよう本の中で推奨されています。

筋膜リリースで効果が感じられない場合

筋膜リリースを行ってもなかなか効果が感じられない場合もあります。個人差や、同じ人が行っても栄養状態や睡眠状態、アルコールやタバコ、鎮痛剤などの薬剤の摂取の有無といったライフスタイルによっても筋膜リリース後の反応は変わってきます。筋膜リリース以前にライフスタイルを見直さなくてはなかなか効果を感じられないということもあり得ます。

筋膜リリースをやらないほうがいい場合

・悪性腫瘍(がん)
・動脈瘤
・リウマチ様関節炎
・感染
・血腫
・皮膚の開口(傷)や亀裂
・手術などでの縫合部
・治療中の骨折部位

などがある場合は筋膜リリースをやらないほうがよいと言われています。また、筋膜リリースをやってみても痛みが取れなかったり痛みが増したりした場合には病院へ行きましょう。

まとめ

筋膜リリースダイエットでは、しっかりとした方法でやらないと効果がありません。ですので、今回前述してきました通りしっかりとその手順を確認して、バランス良く食事も気をつけながら行っていくようにしていきましょう。

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