あなたは、これまでにサイコパスという言葉を耳にしたことがありますでしょうか。
おそらく、多くの方がこのサイコパスという言葉を耳にしたことがあるかと思います。
サイコパスという言葉を耳にすると、あまり良いイメージで捉えることができないという方もきっと多いのではないでしょうか。
今回あなたにお話しするのは、このサイコパスというものが一体何なのか。
またサイコパスになる人の特徴についてお話ししていきたいと思います。
もくじ
よく聞く“サイコパス”って?
それでは、ここから本題の方に移っていきたいと思います。
今回はサイコパスについてお話しするのですが、サイコパスと聞くとあなたはどのようなイメージを思い浮かべますでしょうか。
「怖い」
「不気味だ」
など、様々なイメージがあるかと思います。
しかし共通して言えることは、サイコパスというのは悪いイメージで捉えられがちであるということです。
ではそんな悪いイメージで捉えられがちであるサイコパスというのは、一体何なのでしょうか。
まず初めに、ここではサイコパスというのは何なのかということについてお話ししていきたいと思います。
サイコパスとは
テレビだけでなくインターネットを通じてよく耳にするサイコパスですが、これは一体何のことを意味するのでしょうか。
実は私たちの中で一般的に言われているサイコパスというのは英語で、日本語に訳すと“精神病質”という意味を持ちます。
この言葉からもわかるように、サイコパスというのは1つの精神病であるということがわかりますね。
しかし具体的にこの精神病質という意味を持つサイコパスはどんな病質なのかということですが、サイコパスは私たちの知る精神病のことではなく反社会的人格の1つを意味するものとなっています。
心理学や精神科学でよく使われている
おそらく多くの方がこのサイコパスというものを“怖い”や“不気味だ”と捉えている理由の1つが、この言葉には反社会的人格を意味しているということが大きく関わっているからでしょう。
実はこのサイコパスについては多くの研究者が研究を続けており、主に心理学や精神科学で使われている言葉なのです。
未だに謎が解明していないこのサイコパスちう言葉ですが、ここまでのお話でもこの言葉は良いイメージを作る言葉ではないということがわかりますね。
サイコパスの特徴ってあるの?
では次に、ここではサイコパスになる人の特徴についてお話ししていきたいと思います。
私たち人間のうち誰もがこのサイコパスになるというわけではないことから、多くの研究者が「サイコパスになる人には特徴がある」と言っています。
特に犯罪心理学者であるロバート・D・ヘア氏は、サイコパスになる人の特徴を7つ挙げています。
ではその特徴というのは、一体どのようなことが挙げられるのでしょうか。
良心の欠如が異常である
まず1つ目に挙げられるのが、良心の欠如が異常であるということです。
良心といえば、自分を犠牲にしてでも他人のために何かしてあげたりといったことを意味しますよね。
しかしサイコパスになる人の場合、このような自分を犠牲にしてでも他人のために何かしてあげるという自己犠牲の精神などといった良心が欠如しているのです。
それも少しの欠如ではなく、サイコパスの場合この欠如が異常なほどであるというのです。
他人に対して共感しない
続いて2つ目に挙げられるのが、他人に対して共感しないということです。
これは、私たちの生きる社会で生きていく上で重要な他人との共感が欠如しているということですね。
またこのように他人に対して共感しないだけでなく、サイコパスの場合他人に対して冷淡であるということも大きな特徴と言えます。
つまり他人に対して興味を持たないということでも置き換えることができますね。
平気で嘘をつく
3つ目に挙げられるのは、平気で嘘をつくということです。
ここで言う嘘というのは、私たちの日常生活の中である小さな嘘だけでなく慢性的に平気で嘘をつくということを指します。
人に嘘をつくのは良くないということを、誰しも子供の頃に教わったはずです。
しかしサイコパスになる人は、そんなことをすっかり忘れて平然と嘘をつくというのです。
責任を持たない
4つ目は、責任を持たないということです。
これは一体どういうことなのかというと、例えば自分がした行動に対する責任感がないということを言えばわかりやすいのではないでしょうか。
これは今先ほどにもお話しした特徴である“平気で嘘をつく”ということにもつながるのですが、自分が行動したことに対して他人に責任をなすりつけ、嘘をついて責任逃れをしようとするといった表れのことを言います。
やはり責任がないというのは他人に対する良心の欠如でもありますし、これがサイコパスになる人の大きなカギでもあるのではないでしょうか。
自己中心的
5つ目に挙げられるのは、自己中心的であるということです。
しかし、自己中心的な人というのは世の中たくさんいますよね。
そうなってくると、「自己中心的な人は全員サイコパスなの?」と思われる方もいるかと思います。
確かに自己中心的な人というのは、この世の中たくさんいます。
ところがこれがサイコパスになってくると、この自己中心的なことに加えて自尊心が過大であることが含まれます。
つまり自分がこの世界で一番であるということを過大に思っている人は、サイコパスになりやすいということですね。
表面では魅力的なのに…
6つ目は、表面では魅了的なのに口だけであるということです。
よく、口達者な人はいますよね。
しかし、口達者なのにどこか表面では魅力的に感じるといった人に出会ったことはありませんか?
このような人というのは、見た目はとても良い人に見えますが実際のところ口だけで全く責任感がない人なのです。
つまり、こういった口達者な人もサイコパスになる人の特徴であるということです。
罪悪感が全くない
最後7つ目は、罪悪感が全くと言って良いほどないということです。
「これはやってはいけないことだけど、ちょっとならしょうがないよな」
などといったように、これまでにあなたは罪悪感を感じるようなシチュエーションに出くわしたことが何度もあるはずです。
それと同時に、サイコパスになる人も同じように罪悪感を感じるようなシチュエーションに多く出くわしているでしょう。
しかし私たちのような普通の人間とは違い、サイコパスはこうしたことに対する罪悪感を一切持たないのです。
なので、自分が犯した罪に対しても全く反省しないのです。
このように、サイコパスになる人の特徴には大きく7つの特徴が挙げられるということがわかりますね。
実際にこのサイコパスになる人はこの世の中でも少ないのですが、それでもこうした特徴が当てはまることの多い方というのは比較的サイコパスになりやすい人であるということが提唱されています。
職場でサイコパスの人を見分けることができる!?
ここまでは、今回のお話のキーワードであるサイコパスというものが一体何なのか。
またこのサイコパスになる人の特徴にはどのようなことが挙げられるのかについてお話ししました。
いかがでしょうか。
ここで紹介したサイコパスになる人の特徴に多くの項目が当てはまった場合、あなたはサイコパスになりやすい人であるということも考えられます。
しかし、実際にこの項目に当てはまったからと言ってサイコパスになるというわけではありません。
なので、不安な方もこれからの行動次第で変えていけるので安心してください!
それでは次に、ここではサイコパスの見分け方についてお話ししていきたいと思います。
実際に世の中でもサイコパスは数少ないということを先ほど少し触れましたが、実は誰がサイコパスになっているかどうかというのはあなたの職場でも見分けることができるのです!
では一体、どのようにして見分ければ良いのでしょうか。
職場でのサイコパスの見分け方
職場内で“この人がサイコパスなのかどうか”を見分けるには、先ほど紹介したサイコパスになる人の特徴を当てはめると良いでしょう。
例えば職場内で常に傲慢で、かつ他人に対して冷淡な人というのはサイコパスになりやすい人の特徴であるということが言えます。
また職場ではっきりと見えるのは、責任感です。
職場ではこの責任感というのがあるかないかというので、信頼にもつながっていきます。
つまり責任感がない人というのは、比較的サイコパスになりやすい人であるということが言えるのです。
このように、身近な人がサイコパスかどうか見分けるのには先ほど紹介したサイコパスになる人の特徴を当てはめていけば良いでしょう。
意外と身近にサイコパスは存在する!?
世の中に数少ないということをお話ししたサイコパスですが、実は意外と身近にサイコパスというのは存在しているのです。
実際にサイコパスであるとメディアなどで紹介されている人は少ないですが、よく見てみるとあなたの身近にも犯罪を犯すまでではないサイコパスが存在するということなのです。
中野信子氏が著者である「サイコパス」という本によると、100人に1人の割合でサイコパスというのは存在していると言っています。
なので、あなたの身近で意外な人がサイコパスである可能性もありますよ!
中野信子著「サイコパス」ってどんな本?
今お話しに出てきた中野信子著「サイコパス」ですが、これは一体どのような本なのでしょうか。
この本では、サイコパスというのが具体的にどのようなものなのか。
またサイコパスになりやすい人の特徴やサイコパスの見分け方について詳しく書かれている本となっています。
以外にも身近な人がサイコパスであることも多くあると語っているのはこの方であり、サイコパスについて詳しく知りたいという方にはオススメの本となっています。
ぜひ一度、目を通してみてはいかがでしょうか。
実際に「サイコパス」を読んでみて…
では実際にこの本を読んだ方は、どのような感想を書き込みしているのか見ていきたいと思います。
一体、どのような書き込みがされているのでしょうか。
世間を震撼させる連続殺人鬼がサイコパスと言われる一方で、医者や弁護士、CEO等社会的エリートにサイコパスが多いとも聞いたことがあります。それらの違いは何なのか?と思いこの本の興味を持ちました。
本書2章「勝ち組サイコパス、負け組サイコパス」にて詳しい解説がされています。が、専門用語が多く初見では理解しにくいかもしれません。そこで5章の「現代に生きるサイコパス」がケーススタディとして様々な例が紹介されています。
成功者の例としてリスクを積極的に取ることができる、他者を利用することが抜群に上手い、アイデアを魅力的に語ることができるためプレゼン能力が抜群に上手いが挙げられます。
またオタサーの姫、ママサークルのボス等クスリとくる(しかし内容はシリアス)解説もあります。
この方の感想によると、サイコパスには“勝ち組サイコパス”と“負け組サイコパス”というものが存在しているということがわかりますね。
こうして考えてみると、サイコパスになる方の性格というのは良い面で発揮されることもあれば悪い面で発揮されることもあるということが言えます。
私の父は、この本にある要件のすべてに合致するサイコパスです。それに育てられるということがどのようなことかお分かりでしょうか、サイコパスの被害にあっている人にお伝えしたいのは、彼らが攻撃し周りのものを支配しようとした時にエサにするのは「執着、こだわり」だということです。それを破壊すると相手が弱って支配しやすくなるからです。最も大事にしているものを奪おうとします。その反対が対抗策だと知ってください。
このように、身近な方がサイコパスになっている場合の対策として読むこともできるということがこの本の魅力であることがわかります。
また、こちらの方の父がサイコパスであるということから、やはり身近な存在がサイコパスになっていることもあるということが言えます。
まとめ
今回はサイコパスというキーワードをもとに、サイコパスというのは一体何のことなのか。
またこのサイコパスになる人の特徴や見分け方についてお話ししました。
サイコパスは、意外にも身近な存在にいるということがわかりましたね。
しかしサイコパスには良い面で表れる方と、悪い面で表れる方がいます。
なので、そんなサイコパスの方とどのように関わっていくかが大切であるということですね。